2013-01-01から1年間の記事一覧

早朝の月の明かり

なんというか、人と会うのが怖くなってきた。今までの不安や恐怖が蓄積されてきたものが一気に吹き出した感じ。仕事以外はほんとうに引きこもっている。自分の感情が整理出来てない。夜の怖さより朝の静寂に得体の知れない不安を感じてしまう。なので当分引…

円環

早朝バイトが終わり実家への帰り道、母がかかりつけの病院に向かっていた。そのまま帰ろうかと思ったが結局近くまで自転車で母を乗せて行くことにした。自転車の後ろに乗るのも疲れるらしく、もういいと言うので三国橋越えたところで降ろした。幼い頃は母の…

傷刻

母の手術傷の痛み、まだ取れることなく痒みも生じている。やはり治癒するにはまだ時間がかかるようでもう開くことはないと思うが母の知人の何人かは本人に対して "下手な医者やったらまた傷口開くかもしれへんで"と言っているそうだ。ほんとうに余計なことば…

神崎川レコードのはなし

ずいぶん前、自分のバンド名に本気で神崎川レコードとつけようとしたことがあった。その時はいろいろメンバーから反対されたので結局断念した。もっともその反対理由も聞かなかったがなんとなくわかった。しかし"川"と"レコード"をくっ付けた先人のセンスは…

狼狽

母のことがだいぶ落ち着いたので一安心、といえば一安心なんだがあとひとつ仕事を決めなければという焦燥感がありそれがじわじわ忍び寄ってくる。この三月〜五月はいろんなことがあり過ぎた。ほんとうは何もかもほっぽり出して当分引きこもりたいのだが台所…

帰還

母が戻ってきたので猫が嬉しそうだ。これからどうなるかわからないがとりあえず安心している。早朝の短時間バイトを実家近くで始めた。あと一つ見つけないと生活費が維持出来ないのでまたいろいろ面接に行っている。そういえばだいぶ前にほりゆうじくんの雇…

片翼だけの叫び

父が亡くなったのは私が高校三年だった時の12月だ。その一ヶ月前に長年の飲酒が祟ったのか何度目かの入院をしたのだ。その頃風呂のない家は我が家ぐらいなものだった。私は家が狭いことよりも風呂がないことに嫌気がさしていた。そのことでよく父と言い争い…

薄氷

なかなか仕事も決まりにくい。工場のライン作業、挑戦したが全くかみ合わず上の人から本当に大丈夫か?と面談で呼ばれた。一応こちらの家庭内の事情を説明しその日一日考えさせて下さいと返事、家に戻った。これからも実家に何度も戻ったりしないといけない…

麻酔

慣れない仕事の昼休憩、食堂のテレビでやしきたかじんの番組をやっていた。しかし体調不良のためたかじんは当分休養、復帰後の番組の総集編をやっていた。そこでたかじんは麻酔や血液凝固剤、輸血、手術などいろんな同意書に一枚一枚サインをしなければいけ…

黄金の犬

また部屋番号が変わっていた。次は大部屋で他の入院患者もそれぞれベッドと仕切るカーテンの中で横たわっている。母に川中美幸のCDとCDウォークマン、それからイヤホンと予備の乾電池を渡した。再生方法や曲送りなんかを教える。イヤホンをしながら鼻歌を口…

動揺

昨夜、いつものように病院に面会に行った。しかし何だか様子が違っていた。見ると母に再び呼吸器が繋がれ見知らぬ女性が側に立っていた。急変したのか?と思いながらも平静を装い「お母さん」と声を掛けた。見知らぬその30代ほどの女性をてっきり遠縁の親戚…

演歌

麻酔も完全に切れたせいか母が手術の傷の痛みを感じ始めている。点滴に痛み止めを入れるかそれとも別にするか看護師に聞かれたがその違いがよくわからない。まだいろんな管に繋がれているので歩いてはいけない。せいぜいベッドを起き上がれる程度。母に(歌で…

カーネーション

夢を見た。それほど親しくないあるミュージシャンと一緒に大勢が集まる店内が座敷だけの居酒屋に入る。貸し切りだ。店内に入ると隣は喫茶店になっていてミートスパゲティとピザパイがあり私はそれを食べる。とここで目が覚めて実家に泊まっていたことを思い…

手術室

母の手術は五時間ほどで終わった。手術は昼過ぎぐらいからと聞いたので朝11時に行った。しかしすでに病室には誰もおらず看護師さんに聞いたら先に全身麻酔をかけるために手術室に行ったと言う。戻ってきたら病室が移動になるので寝巻きやイヤホン、植田まさ…

生きる

私はこの人の子供。この人は私の母親。生きる、生きる、いつまでも生きてやれ。

夜間病棟

今日は五時半起きで七時前に家を出て八時から仕事だった。集まった何人かがミュージシャンだったというのは意外だったけど。車で京都に行き帰ってきてもう夜七時半過ぎていたので病院に見舞いは行けなかった。しかし何とか実家に帰って猫の餌やり。その頃に…

猫が待っている

昨日は実家に泊まらず家に帰り朝起きて洗濯をした。だいぶ溜まっていた。ダラダラとしていたらあっという間に昼過ぎ、急いで実家に帰り猫の餌やり。ドライフードが散らばり皿の上の餌は完食していた。それから猫トイレの処理、一向に姿を見せない猫に挨拶を…

遠い彼方

病室にて、母と姉がいろいろ話をしている。母が19才の頃交通事故に遭い三ヶ月間意識不明だったことを初めて知った。若い頃に交通事故に遭ったことは知っていたがまさか三ヶ月間も意識不明だったというのは初耳だった。それから引っ越しの際に姉が私のミニカ…

ホアレスの雨に打たれて

久々の日中での仕事、当面は当座の仕事になるがどうなるだろうか。つぎはかしこくなりたいなと思う。変な言い方だけど今度こそかしこく生きていきたい。少しの雨に打たれて考えた。もっと勉強しよう。そして知恵をつけよう。運だけで乗り越えてきた私は頭が…

再始動へ

廃藩置県フェスティバル大団円のうちに終了した。仕事もとりあえず決まった。まだまだ不安はあるけど頑張ろう。それしかないもんな。

未来

いよいよ明日は廃藩置県フェスティバルか。明日出たら当分ライブは出来ない。もしかしたらそれは短いのかもしれないし長いのかもしれない。不安はある。いろいろ考えし過ぎだな。

アルコールの瞳

たぶん七、八年ほど視力検査してなくて、その間PCを使う仕事も長年やっていたのでだいぶ目が悪くなっているだろうと思い久しぶりに検査したら両目とも0.8だった。前に検査した時も0.8〜1.0ぐらいだったのでほとんど変わってなかった。特に何もしなかったし気…

死の世界

いろいろ悩みはあるが眠れないということはない。逆に私は悩みがあればあるほど寝つきが良くなる。何時間でも眠ってられる。子どもの頃は寝つきが悪かったが大人になってからは不眠に悩まされたことは一度もない。寝つきが悪かった子どもの頃、ムーミンの話…

楊の亡霊ふたたび

まずはこれから。"揚の亡霊" (2009.7.13の日記)何度も書いたことなんですが、小学校の頃は図書館によく通いつめた。怪談ものの本を特に読んでいた。その中に"揚(ヤン)の亡霊"という話があってそれは何の本に載っていたのだろうと記憶をたどり寄せる。最初…

エビカレー

初めてカレーライスを作った時のことを思い出した。18才で初めて一人暮らしした部屋は四畳半でガスもコックを開いてマッチやライターで火を付けるタイプだった。アルミの鍋に肉ではなくエビで作った。S&Bのゴールデンカレーで作ったカレーは初めてにしては上…

5月8日

5月8日に母の手術がある。腹腔鏡ではなく開腹手術なので時間もかかり術後もかなり痛いそうだからある程度の不安は残る。でもそれで回復するなら越したことない。その間実家にいる猫の面倒を見なければいけない。私に全く馴れていないので姿をほとんど見せな…

枕の高さ

母が入院手術をしなければならないと聞いて25年前の事を思い出した。父が入院して(当時私は父と確執があったので見舞いに行かなかった)それから一ヶ月後に亡くなった。もう手遅れの状態で手術が出来ないと聞いたのは亡くなる前日のことだ。親戚のおばさんが…

白黒写真の時代

母の若い頃の写真を見た。知人の女性にものすごくそっくりだった。ほんとうにそっくりだった。今日二度目の面接に行く途中15年ぐらい前に死んだ飼い猫にそっくりなやつを見つけなでた。そいつも首輪をしていたので飼い主がちゃんといるのだろう。無理やり引…

がんばれ、がんばれ

母の手術が腎臓全摘出ではなく部分切除になることが決まった。腹腔鏡が使えなく開腹になるため入院が長引くが将来的はそちらのほうがいいのだろう。早く俺も仕事決めなくちゃ。今日も面接に二社ほど行く。今アランテイラーを聴きながら準備。がんばれ、がん…

ピアノ

先週の土曜日は西九条のフロートで宮本善太郎くんのイベントに出演した。久々にピアノの弾き語りを組曲形式で演奏した。丸尾さんの海岸の歌から新曲 自転車とお母さん、記憶の魚へと続いた。ただ何も考えずに心に浮かんだものを鍵盤に叩きつけた。ギターが上…